預貯金と投資は、どこが違う?
| 預貯金 | 投資(投資信託・株式など) | |
|---|---|---|
| 元本 | 減りにくい(預金保険の範囲内で守られる) | 値動きで増えることも、減ることもある |
| 増え方 | 利息は小さめ | 長い目で見ると増える期待はあるが、決まっていない |
| 引き出しやすさ | すぐ引き出せる | 売ってから数日かかる。売る時期によっては損をする |
| 向いているお金 | すぐ使う、数年以内に使う、なくなると困るお金 | 10年以上使う予定がなく、値下がりしても待てるお金 |
どちらが「得」かではなく、役割が違うと考えると選びやすくなります。
3つに分けて考える
1. 手元に備えるお金
病気・ケガ・失業・家電の故障など、急な出費や収入が減ったときのためのお金です。生活費の数か月分を目安にする考え方がよく紹介されます。会社員か自営業か、家族の人数などで必要な額は変わります。すぐ引き出せる預金に置きます。
2. 近いうちに使う貯金
引っ越し、車、結婚、子どもの入学など、数年以内に使うとわかっているお金です。使う時期に値下がりしていると困るので、元本が減りにくい預金などで用意するのが一般的です。毎月いくら必要かは目標貯金の計算で逆算できます。
3. 長期の積立投資
10年以上先(老後など)のためのお金です。値下がりする年があっても、使うまでに時間があるので待つことができます。積立・NISAシミュレーションで、元本と運用による増減を分けて試算できます。
分ける順番
- 家計収支シミュレーションで、年に1回の出費も含めた本当の毎月の余裕を出す
- まず手元に備えるお金を確保する(すでに十分あれば、ここは少なくてよい)
- 使う予定が決まっている近いうちの貯金を分ける
- 残りのうち、使わなくても生活に困らない額を長期の積立に回す
毎月の黒字を全部投資に回すと、急な出費のときに、値下がりした投資を売るしかなくなることがあります。投資に回すのは「当面使わないお金」だけにしましょう。
自分の数字で確かめる
たとえば毎月の余裕が3万円なら、「備え1万円・近いうちの貯金1万円・長期の積立1万円」のように分けられます。家計収支シミュレーションの「貯金・投資への振り分け」に入れると、振り分けが余裕を超えていないかを確かめられ、そのまま目標貯金や積立の試算に数字を引き継げます。
ページの更新日:2026年10月30日