NISAは「利益に税金がかからない口座」
ふつうの証券口座(課税口座)で投資をして利益が出ると、利益に20.315%(所得税15.315%+住民税5%)の税金がかかります。NISAの口座で投資した分は、この税金がかかりません。
大事なポイント:NISAは「税金の扱い」が変わる口座で、NISAにしたからといってお金が増えるわけではありません。増えるか減るかは、何に投資するかと、その値動きで決まります。損をすることもあります。
制度のしくみ(2024年からのNISA)
| つみたて投資枠 | 成長投資枠 | |
|---|---|---|
| 使える人 | 18歳以上(日本に住んでいる人) | |
| 1年に投資できる額 | 120万円 | 240万円 |
| 投資できるもの | 長期の積立・分散投資に向いた一定の投資信託 | 上場株式・投資信託など |
| 税金がかからない期間 | 無期限 | |
| 生涯の上限(買った金額の合計) | 1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円まで) | |
売却すると、その分の枠は翌年以降に再び使えます。2023年までのNISA(一般NISA・つみたてNISA)で買ったものは、別枠で扱われます。
令和8年度の税制改正の大綱では、2027年1月から18歳未満もつみたて投資枠を使えるようにする見直し(年間60万円・上限600万円など)が示されています。実際の開始時期や内容は、決まり次第ご確認ください。
課税口座とくらべると
例:毎月1万円を20年、年3%で増えた場合(手数料なし・最後にすべて売ったとする)
| NISA | 課税口座 | |
|---|---|---|
| 元本 | 240万円 | 240万円 |
| 運用による増加 | 約87.7万円 | 約87.7万円 |
| 税金 | 0円 | 約17.8万円 |
| 手元に残る額 | 約327.7万円 | 約309.9万円 |
運用の成果そのものは同じで、違うのは税金だけです。利益が出なかった場合は、NISAでも課税口座でも結果は同じになります。
気をつけたいこと
- 損をしても、ほかの利益と相殺できない:NISAで出た損失は、課税口座の利益と差し引きする(損益通算)ことができません
- 枠は「買った金額」で数える:値上がりして評価額が増えても、枠を使った量は買った金額のままです
- 口座は1人1つ:NISA口座を開ける金融機関は1年に1つです
- 急に使うかもしれないお金は入れない:値下がりしているときに売ると損が確定します。預貯金と投資の役割の違いも参考にしてください
試算結果の読み方
積立・NISAシミュレーションの結果は、次の順で見ると分かりやすくなります。
- 元本:自分が出したお金。利回りに関係なく決まる
- 運用による増減:想定した利回りが毎年続いた場合の増減。実際には年ごとに上下する
- 税金:NISAの枠内なら0円。枠をこえた分や課税口座は、利益に20.315%
- 利回りを変えた場合の表:0%やマイナスの行も必ず見る。「増えなかったとき」でも困らない金額かを確かめる
試算はあくまで仮の計算で、将来の結果を約束するものではありません。金融商品の選び方などを相談したいときは、金融経済教育推進機構(J-FLEC)の相談窓口も利用できます。
このページの根拠(公的機関の情報)
対象:2024年からのNISA(18歳以上)
制度の確認日:2026年10月30日
税金・保険の金額は、上の公式情報で確認した数字をもとにした目安です。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。
ページの更新日:2026年10月30日 / 制度の確認日:2026年10月30日