まず「分母」をそろえる
「住居費は手取りの○%」というとき、何を100%にしているかで数字の意味が変わります。けいさん帖では、毎月の手取り+その他の毎月の収入(ボーナスは含まない)を100%にしています。
- 額面(税金・保険料を引く前)を100%にすると、同じ家賃でも割合は小さく見えます
- ボーナスを含めると、ボーナスが出なかった年に計画がくずれます
けいさん帖の参考例
家計収支シミュレーションで選べる参考例です。公的な基準や「正しい家計」ではなく、考えはじめるための出発点として作ったものです。
| 費目 | 一人暮らし | 夫婦 | 子どものいる世帯 |
|---|---|---|---|
| 住居費 | 25% | 25% | 25% |
| 食費 | 15% | 16% | 18% |
| 光熱水費 | 5% | 6% | 6% |
| 通信費 | 3% | 3% | 3% |
| 交通費・車 | 3% | 4% | 4% |
| 保険 | 2% | 3% | 4% |
| 医療 | 2% | 2% | 2% |
| 教育 | 0% | 0% | 5% |
| 日用品 | 3% | 3% | 3% |
| 娯楽・交際 | 8% | 6% | 4% |
| 被服・美容 | 4% | 3% | 3% |
| その他 | 4% | 3% | 3% |
| 年に1回などの出費(月換算) | 5% | 6% | 6% |
| 手元に備えるお金 | 7% | 6% | 4% |
| 近いうちに使う貯金 | 5% | 6% | 5% |
| 長期の積立投資 | 9% | 8% | 5% |
| 合計 | 100% | 100% | 100% |
この参考例の考え方
- 貯金・投資(3つの振り分けの合計)に、手取りの2割前後を先に取り分ける(子育て世帯は教育費の分だけ少なめ)
- 住居費は手取りの25%。「手取りの3分の1以内」という言い方もよく聞きますが、貯金を確保しやすいよう少し低めにしています
- 年に1回などの出費として、手取りの5〜6%を毎月取り分ける
- 人数が多いほど、食費・光熱水費・保険を多めにする
実際の平均的な支出は、地域・年齢・家族の人数・持ち家か賃貸かで大きく変わります。総務省の「家計調査」では、世帯の種類ごとの平均を確かめられます。
自分の目標配分を作る手順
- 今の家計を入れる:家計収支シミュレーションに、今の実際の金額を入れて計算する
- 参考例を入れる:「詳しい条件:自分の目標配分」を開き、世帯のタイプを選ぶ
- 自分の事情に合わせて直す:家賃が高い地域なら住居費を上げて、その分ほかを下げる。合計が100%になるか表示で確かめる
- 差の大きい費目から考える:結果の「目標との差」で、目標より多い費目を見る
目標は割合(%)でも金額(円)でも入れられます。家賃のように金額が決まっているものは円で、それ以外は割合で考えるとやりやすくなります。
目標との差の読み方
結果の「目標より月○円多い」は、使いすぎという意味ではありません。自分で決めた目標との違いを表しているだけです。
- 差がある費目は「見直す」か「目標のほうを直す」かを選ぶ
- 家賃や保険など、すぐには変えられない費目は、ほかの費目でバランスを取る
- 見直す額を「支出を見直した場合を試す」に入れると、改善額と、それを積立に回した場合を確かめられる
このページの根拠(公的機関の情報)
制度の確認日:2026年10月30日
税金・保険の金額は、上の公式情報で確認した数字をもとにした目安です。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。
ページの更新日:2026年10月30日 / 制度の確認日:2026年10月30日